ご自身や家族、友人が被害にあってどうしたらよいのか分からない。誰にも相談できない。それは当然のことです。
そんなときは一人で悩まずわたしたちに相談してください。相談員がお話をお聞きします。まずはご連絡ください。
あなたは何も悪くありません。自分を責めないでください。
悪いのはあなたではなく、加害者です。体の反応は刺激に対する生理現象です。
あなたの同意のない性的な行為は、性暴力です
警察へ被害の届出をするかしないかは、あなたが選べます。一緒に考えましょう。
あなたは今、安全ですか?
まずは、安全な場所・安心できる場所を探しましょう。
お身体のことが心配です
妊娠や性感染症などの可能性があります。
-
女性の場合被害後72時間以内に緊急避妊薬(アフターピル)を服用することでほとんどの場合望まない妊娠を防ぐことができます。
※被害から時間が経つにつれて効果が低下してしまうため、できるだけ早く産婦人科で診察を受けましょう。 -
産婦人科や泌尿器科などでも性感染症の検査を受けることができます。
※費用面に関して助成制度を受けることができる場合があります。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお電話ください。
ご希望があれば、受診の際に相談員が付き添って必要な手続きを行います。
性暴力被害にあったことはあなたにとって、とてもショックな出来事です。
被害にあったことで「こころ」や「からだ」など様々な面が変化します。
※詳しくは「性暴力とは」をご確認ください
「被害にあって何年も経ってしまったし...」「前のことであまり覚えていないけど相談しても良いのかな?」と思っていませんか?
被害から長い時間が経過していてもご相談いただけます。
話したいと思ったことをご相談ください。
「男性や男児が被害にあうはずがない」、「男性なら抵抗できるはず」「男性の被害はたいしたことがない」と考えていませんか?
性暴力被害は性別に関係なく誰でも起こりえます。
体の反応は刺激に対する生理現象です。
一人で悩まずわたしたちに相談してください。
男性相談員もおりますので、女性相談員へ話しづらい場合は、遠慮なく仰ってください。
大切な人が被害にあうと、家族や周囲の方もショックを受け、どのように対応してよいか分からなくなります。でも、みなさんは被害にあわれた方にとって、安心や信頼を与えることができる重要な方たちです。皆さんにできることがたくさんあります。
被害にあわれた方の安全を確保してください
- 被害場所にとどまっていたり、加害者の居場所や連絡先を知られていないか確認して下さい。
- 緊急の場合は110番するなど警察に連絡してください。
「あなたは悪くない」と繰り返し伝えてください
- 被害にあわれた方は、「私が悪かった」「あのとき気をつけていたら」「あんな場所に行かなければ」など、自分を何度も責めたりします。「あなたは悪くない」「あなたに落ち度も責任もない」と繰り返し伝えてください。
信じて話を聞いてください、気持ちを丁寧に聞き、そのまま受け止めてください
- 被害にあわれた方の話は、あいまいだったり、つじつまが合わないと感じる場合もあります。それは被害のショックで記憶がはっきりしない場合があるからです。
- 周囲に心配をかけたくない、理解してもらえないなどと思って、すべて話せない場合もあります。まずは、否定したり疑ったり、無理に聞き出したりしようとせず、被害にあわれた方の話に、ていねいに耳を傾けてください。
- 身近な人の何気ない言動によって、被害にあわれた方がさらに傷つくことがあります。
- 以下の言動に気をつけて接してみてください。
- 自分の動揺した気持ちをそのまま被害者にぶつけない
- 「なぜそんなことになったのか」「聞いているだけでつらい、イヤな気分になる」
- 被害者の話を疑ったり、否定したりしない
- 「そんなことあり得ない」「あの人がそんなことをするはずがない」
- 被害者の落ち度を責めない
- 「あなたも悪かった」「あなたが不注意だった」「~しなければ良かった」
- 被害を軽いものとして扱ったり、無理に忘れさせようとしない
- 「たいしたことない」「早く忘れてしまえば良い」
- 被害にあわれた方の意思や気持ちを大切にせずよかれと思って一方的に助言したり、話を進めたりしない
- 「○○するべき」「~することになったから」
- 安易に共感を示さない、励まさない、鼓舞しない
- 「あなたの気持ち分かるよ」「絶対できる」「負けるな」「頑張れ」「あなたなら大丈夫」等
あなた自身のこころとからだにも気を配り、無理をしないでください
話を聞いたあなたもショックを受けて辛くなったり、苦しくなることもあるかもしれません。
あなたも自分だけで抱え込まずに、「さぽーとねっと宮崎」へご相談ください。
被害にあった本人がこれ以上辛い思いをしないよう、そして、相談を受けたあなたが必要以上に悩まないためにも「さぽーとねっと宮崎」へご相談ください。
被害について言葉にすることが難しいこどもたちは周囲の大人が早期に気付くことが重要です
お子さんにこんな変化はありませんか?
- トイレに行く回数が多い(昼夜問わず)
- 体の調子が悪い(頭痛・腹痛・吐き気・体がだるい)
- 不眠(夜更かし、怖い夢を見る、一人で眠れない)
- ふさぎ込む 元気がない 無気力
- 集中できない
- 食欲がない 以前と比べて異常に食べるようになった
- 不登校 他者と関わりたがらない
- 性器の痛み かゆみがある 性器が気になるようなそぶりがある
- 自傷行為・リストカット
- 落ち着きがない 乱暴な行動が目立つ
- 非行(飲酒、喫煙、家出など)
- 人との距離が近い 不特定多数の人と安全でない性行為を繰り返す
気づいた際には「本当なの?」「そんなことありえない」と子供の話を疑ったり否定したりせずに、こどものペースに合わせてゆっくりと話を聞いてください。
話したくないことは無理に聞き出さず、話してくれたことに対して「ありがとう」「あなたは悪くないよ」と伝えてください。
子どもに聞きすぎることが、子どもの記憶に影響(「記憶の汚染」と呼ばれる現象)などを与える場合があることに留意し、なるべく早く警察、児童相談所、ワンストップ支援センター(さぽーとねっと宮崎)などの専門機関や専門家に相談してください。
子どもの同意を得てから、からだに傷などがないか確認してください。
被害直後の場合は、すぐに医療機関(傷の手当て、感染症検査など)を受診するようにしてください。
大人も傷つき、体調を崩すことがあります。あなた自身のこころとからだにも気を配り、無理をしないでください。
- ケガの手当て
- 緊急避妊の措置
- 性感染症の検査など
受診の際は相談員が付き添って必要な手続きを行います。
月曜日~金曜日 9時~17時(祝日、年末年始をのぞく)
相談員があなたのお話をお聞きします。
※なお、上記の時間以外にお電話いただくと電話が転送されて
国のコールセンタースタッフがお話をお聞きします。